【GIGAスクール構想】PC・タブレット端末配布の目的は?何が変わる?課題や問題点はあるのか。

教育
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マネ夫
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児童生徒の子どもが、自治体から貸与されたPCやタブレット端末を持つ時代となりました。1人1台端末時代の幕開けです。今回は、噂のGIGAスクール構想についてつぶやきます。

GIGAスクール構想の目標

児童生徒のお子さんが、学校で配布されたPCやタブレット端末を自宅に持って帰ってきませんでしたか。その端末配布(貸与品)、実はGIGA(ギガ)スクール構想の一環なのです。

そもそも【GIGA】とはGlobal and Innovation Gateway for Allのことを言い、【多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する】といった意味になるそうです。このGIGAスクール構想が目指す目標は下記の通りです。

GIGAスクール構想の目標

・子どもたち1人1台の端末と高速ネットワークの整備
・多様な子どもたち一人一人の個性に合わせた教育の実現
・教師・子どもたちの力を最大限に引き出す

これらを目標に、既に動き出した自治体もあります。マネ夫が知っている自治体だと、2021年冬~春にかけ、6年生から順にタブレット端末(iPad)が貸与されました。いや~凄い時代になったものですね。
次に、なぜGIGAスクール構想が誕生したのかその背景をつぶやきます。

GIGAスクール構想の背景

他国と比べた日本の教育の現状

OECD主催の国際的な学習到達度調査(PISA)の2018年の結果に【情報活用能力の低下】が見られました。同時に、学校での【ICT活用が世界で最下位】であることも示されました。
下図のランキングは、OECD加盟国(37カ国)における順位です。

数学的リテラシー科学的リテラシー  読解力    ICT活用  
1位2位11位 最下位37位

ど、どうしたICT活用!?「どげんかせんといかん」結果ですね。

Society5.0時代へ ~次の時代を生きる子どもたちに必要なこと~

スマートフォン一つで買い物から契約も可能、今や子どもが動画編集を行い動画サイトへ投稿、多くの仕事ではExcel・Wordが使えないとお話しにならない等、現代社会において、仕事でも家庭でも、あらゆる場所で ICT の活用が当たり前となっていますよね。当たり前となった情報社会(Society4.0)が、さらに進化しようとしています。Society5.0の時代を生きて行くのが今の子どもたちです。

Society5.0って?

Society5.0は、仮想空間と現実空間を高度に連携させ、全ての物や情報をつなぎ、融合させた人間中心の社会。(ん?よく分からん?でも、マネ夫が大好きなブロックチェーン技術にも関係ありそう!やはり次の時代の核はブロックチェーンだな…。)

Society1.01万年以上前の狩猟社会
Society2.0農耕社会
Society3.018世紀半ば~の工業社会
Society4.020世紀末~の情報社会
Society5.0これからの超スマート社会
マネ夫
マネ夫

なるほど。現状の教育の課題やこれからの時代を考えた上で、GIGAスクール構想に力を入れているのだね。ふむふむ。

GIGAスクール構想で何が変わるのか 期待できることは。

GIGAスクール構想で期待できること

スムーズなプログラミング教育

2020年度、教育の指針とも言える「学習指導要領」が改定されました。この改定で、【プログラミング教育】が盛り込まれました。

プログラミング教育は、当たり前ですが端末が無ければ実現できません。学校に何百人も子どもがいるのに、パソコンは数十台しかない…。といった従来の環境から、1人1台の端末実現は、新学習指導要領が目指すプログラミング的思考を育成する教育をスムーズに推進することにつながります。

個別最適化された学び

教師1名:子ども30名以上の一斉学習から、個々の【得意・不得意】【理解状況】に合わせた個別最適化された学習への変容が期待されます。今や学級に数名は存在する【発達障害を持つ子ども】【日本語指導が必要な子ども】【特異な才能を持つ子ども】等、多様な子どもたちが誰一人取り残されることがない学びへの期待もあります。

教材会社さんがPC・タブレット端末に対応した学習ソフトや学習ドリルを開発しています。学習ソフトが子どもの解答から、苦手としている問題や理解が十分でない内容を明らかにしてくれます。その上で、苦手な問題を繰り返し解き理解を図ることで、より効率的な個別学習を行うことができます。

教育のICT化

デジタル教材・デジタル教科書を使うことで、紙媒体の教材では分かりにくかったことが理解しやすくなることが期待されています。

また、授業支援ソフトを用いると、授業中に子ども1人1人の反応や今考えていることを教師が把握しやすくなります。子どもに挙手を求め、1人ずつ聞いていくスタイルの授業から双方向型の一斉授業が可能となります。

子どもが学習を行う際には、様々な情報を収集・分析・整理する機会が増えたり、写真や動画を用いた多様な資料や作品を作成したりすることへの期待もできます。

教師の働き方改革

GIGAスクール構想に伴う教育のICT化は、学校現場の働き方改革につながると考えられています。

子どもが持つPCやタブレット端末を上手く使うことで、具体的には、授業準備時間の削減・成績処理の補助資料・宿題の丸付け業務削減といったところが可能ではないかなとマネ夫の頭に浮かびます。教師の仕事が効率化されると、その分先生と子どもたちが向き合う時間が確保できますね。

GIGAスクール構想のメリット・デメリットについて

ここからは、マネ夫個人の見解・つぶやきです。GIGAスクール構想の利点や課題について考えてみました。鵜呑みにはせず、GIGAスクール構想に対するご自身の考えの参考程度にしてください。

GIGAスクール構想のメリット

①PC・タブレット操作スキルの向上

1人1台端末の実現は、間違いなく子どもたちはPC・タブレットの扱いに慣れます。

子どもたちの将来、必要となるPCを扱う能力。マネ夫は、その土台となるのがローマ字入力だと考えます。しかし、学校では、ローマ字を完璧に覚えるほどの授業時間数が確保できません。ある程度自分で、端末に触れる機会を設け、ローマ字入力に慣れるしかありません。端末配布がなされると、子どもたちはどんどん端末に触れます。当然、PCやタブレットを扱うスキルが向上していきます。

②学習に対する意欲向上

学習支援ソフトを用いると、一目で容易に友達の考えや意見を知ることができます。また、自分の考えや意見を周囲に紹介することもできます。考えたことや答えたことを共有できると、互いの良さを認め合うことに繋がったり、思考を深化させるきっかけとなったりします。

こうした点は、子どもの学習に対する意欲を沸き立てます。

GIGAスクール構想のデメリット

①ネットリテラシーの点から生じる懸念

子どもの学習目的の端末が故に、もちろん有害サイトにはアクセスできないようフィルターがかけられています。ですが、完璧ではありません。検索サイトの検索バーにて画像検索を行うと、ここには記せないようなキーワードでも検索ができ、閲覧が可能です。

パソコンのディスプレイやタブレットに描いた絵を動かすことができるViscuit(ビスケット)では、扱い方を誤ると、個人情報や他者への悪口を書き込めてしまいます。

端末に始めて触れるような子どもたちは、大人であれ誰もが知っているネットリテラシーを知りません。インターネットを適切・安全に使いこなすことを家庭と学校で、しっかりと伝えなければなりません。

②学校現場の働き方改革となるかは…

学校現場の業務効率化も狙っているGIGAスクール構想。

ですが、マネ夫は、GIGAスクール構想が学校現場の働き方改革になるかという点においては、懐疑的です。学校現場を見ていても、早くも【端末を使いこなし、授業ができる先生】と【端末の扱い方を全く知らない先生】との二極化が生じているのが実際のところです。
そうですよね、定年が近い世代の方に、「さあ、端末が来たぞ。存分に活用してくれたまえ。」と言うのは酷ですよね。もちろん世代に問わず、端末を扱える方もいますが、やはり世代間の差は生じます。端末の扱い方を苦手とする先生にとっては、扱い方を知る・覚える・授業を考える…といったように、さらなる業務の負担となりかねません。

実際、ベテランの先生に話を伺うと、「かつて便利であるはずのパソコンが導入されてから仕事が大幅に増えた。」「昔より今の方が断然忙しい。」といった声があがります。結局、あれもやらなければならない、これもやらねばならない。と学校現場に様々な物が降り続き、より多忙になっているように感じます。

まとめ

大切なのは、1人1台の端末・活用は、よりよい教育を行うための手段であり目的ではないことです。

子ども・保護者・先生の三者が「GIGAスクール構想が進んでよかったよ!」と思えるような教育となることを切に願っています。

以上、【GIGAスクール構想】に関するつぶやきでした。

マネ夫
マネ夫

では、また!

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