WIN5とは、中央競馬でJRAが指定する5つのレースすべての1着馬を当てる馬券のことです。

今回は中級編ということで、少額でも高額を狙う買い方や100万円以下の配当を狙う買い方など、効率のいい買い方でWIN5を楽しむコツをご紹介したいと思います。
▼初級編はこちら
高額配当が出る理由
2021年3月14日、またまたWIN5の過去最高配当を更新しました。
払戻金額は5億5444万6060円!ついに5億円を超えてきましたね。当たった方は本当におめでとうございます!

よ~し、次は自分が億万長者だっ!

ちょっと待って!
この時の1着の馬たちを思い出して!

覚えていますか?WIN3の金鯱賞の1番人気の馬は「デアリングタクト」でした。
デアリングタクトといえば、無敗で三冠牝馬となり、夢の対決と言われた2020年のジャパンカップでアーモンドアイ、コントレイルに次ぐ3着になった馬です。
金鯱賞のデアリングタクトの単勝オッズは1.4倍の断然人気、かたやギベオンは最低人気で単勝オッズは227.3倍でした。
WIN2の時点で85,156票あった残り投票数が176票とわずか1/500になりました。
しかもこのWIN5は一番人気が1頭もいなかったことも高配当になった理由ですね。

最低人気の馬が断然人気の馬に勝つなんて、競馬は何が起こるか分からないね。

そこが競馬の面白いところだけど、当てるのは難しいよね。
狙うレースを絞る
高額配当を狙いたい方向き
億万長者のような高額配当を狙うには、当たり前のことですが、みんなが買わないような買い目で勝負することです。
具体的には、
・断然人気の1番人気を疑う
・二桁人気の人気薄の馬を買い目に入れる
ことだと思います。
実際の例を挙げてみたいと思います。

2020年12月6日のチャンピオンズカップは断然人気のクリソベリルが敗れ、4番人気のチュウワウィザードが勝ちました。WIN3で8番人気のアストラエンブレムが勝ったことも大きいですが、高配当が付きました。
2020年10月18日のWIN5は秋華賞でデアリングタクトが人気に応えて勝ちましたが、WIN1で13番人気のヨハンが勝ったことで第一関門を突破できなかった方が多く、高配当が付きました。

高配当を狙うとなると、買い目が増えそう。

少額でも1番人気の馬を疑う、荒れると思うレースで人気薄の馬を買い目に入れるというやり方もあるよ。
人気の馬を疑うには
人気の馬を疑うのはなかなか難しいですよね。しかも圧倒的人気なら心理的にも外せないものです。
以下は我々が過去の経験から得た人気馬を疑う材料の一例をご紹介します。
・馬場状態
良馬場と重馬場で成績に大きな差がないか、重馬場を経験したことがあるか。
良馬場でとても強い馬も、重馬場では力が発揮できない…なんてことがあります。
・レース展開
ハイペース、スローペースで成績に大きな差はないか、今回のレースの展開はどうか。
今までのレースは全てスローペースで連勝。ハイペースのレースには付いてこれなかっ
た…なんてことがあります。
・調教タイム
前回出走時と比較して、前走レベルを維持できているか、好走時と比較してどうか。
馬にも好調時とそうでない時がありますからね。
競馬新聞やスポーツ新聞の出馬表の出馬表には前走の内容や調教タイムなど、情報は多すぎるくらいに載っています。
レース後に振り返った時「あ、そういえば新聞に載ってたな。」ということにならないよう事前に見つけてみたいものですね。
とにかく当てたい方向き
それは私、マネ妻です。配当が安くても当てることが大事だと思っています。
とはいっても、「単純に1番人気、2番人気の馬の組み合わせ」を買い続けるやり方ではありません。
ちなみに1番人気と2番人気での組み合わせで決まったのは2020年ではたったの1回しか発生しませんでした。
2020年1月12日(日曜)
2番人気ー2番人気ー1番人気ー1番人気ー2番人気
払戻金65,590円
私が実践している買い方は次の通りです。
・断然の1番人気の馬や、自分が信頼できる馬が出るレースは1点で突破する
・荒れると思ったレースは、レースの傾向から人気薄の馬を入れる
実際に私が当てた時のWIN5です。

菊花賞は無敗の三冠がかかっていたコントレイル、ブラジルCは自分の中で自信があったハヤヤッコと2レースを1点で絞って勝負しました。
そして、荒れると思ったのはWIN2です。
開催6日目の京都競馬場は外枠の差し馬が好走する傾向だったので、大外18番6番人気のコンパウンダーを買い目に入れました。上がり最速で見事に差し切ってくれました!
勝負レースを1点に絞ることで、荒れると思ったレースで人気薄の馬を買い目に入れても1200円で収めることができました。

配当が安いね・・・。

こ、今回は安かったけどレースを絞って少額で当てることができたのがうれしいんです!
約3回に1回は100万円以下の配当
2020年のWIN5の払い戻しは57回(同着含む)ありました。
その中で、100万円以下の配当は20回、約3回に1回は発生していることになります。

「WIN5過去最高払戻金更新」というニュースが目立ちますが、意外と固い決着が多いんです。
また5レース中1番人気の馬が2レース以上、2番人気の馬が1レース以上勝ったケースを調べてみると13回も発生していました。
「この馬は信頼できる」と思ったレースは1点に絞り、他のレースで穴馬を買い目に入れてみると思った以上に高配当が期待できるかもしれません。
さいごに
今回は少額でも楽しめるWIN5の買い方について2つご紹介しました。
・断然人気の馬を疑って、高配当を狙う
・断然人気の馬は信じて、荒れると思ったレースに人気薄を混ぜる
5レースすべての勝ち馬を予想するのは本当に難しいですが、狙いを定めた効率のいい買い方でWIN5を楽しみたいですね。
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