楽天モバイルユーザーのマネ夫婦です。
2022年春、東京都23区外(多摩地区)に引っ越しました。
楽天エリア内ではあるものの、自宅周辺の電波状況が悪いのか、自宅が終日圏外に!
楽天ひかりも契約してWi-Fi接続できているから問題ないけど、なんとかならないの~!?
調べてみると、楽天モバイルでは、電波状況を改善する小型室内アンテナ(フェムトセル)『Rakuten Casa(楽天カーサ)』を提供しているとの情報を発見しました。
そこで、楽天モバイルに問い合わせ、Rakuten Casaを申し込み、設置してみました。
Rakuten Casaとは?
Rakuten Casaは、室内に設置する小型アンテナです。『フィムトセル基地局』とも呼ばれます。
インターネット接続に利用しているルーターに「Rakuten Casa」を接続して、通信サービスエリアを作り出すことができます。
楽天モバイルでは、自宅や店舗など、屋内の電波状況を改善するサービスの一つとして、Rakuten Casaを提供しています。
Rakuten Casa 利用料金
初回契約時に事務手数料3,000円(税込)がかかります。
ただし、Rakuten Casa設置完了したことが確認されると、3,000円相当の楽天ポイントが付与されます。実質無料というやつですね。ポイントは期間限定ポイントです。
本体はレンタル品となり、利用期間中は無料で貸し出しされます。
万一紛失した場合や、契約終了後返却されなかった場合は、違約金として20,000円(非課税)かかるそうなので、注意しましょう。
Rakuten Casaは本当に必要か?
ここまでの説明で「おやっ?」と思われた方、察しがいいですね。
Rakuten Casaの接続方法は、『インターネット接続に繋がったルーターにRakuten Casaを接続』でしたね。
つまり、Wi-Fi環境がすでに整っている状態でしか利用できないってことです。
え?スマホをWi-Fiに切り替えて利用すれば、問題ないんじゃない?
わざわざRakuten Casa申し込まなくていいよね?
そうです。その通りです。
光回線に契約しWi-Fi環境が整っていれば、Rakuten Casaを申し込む必要性はほぼないと思います。
ただし、楽天モバイルが圏外で、Wi-Fiにのみ接続している場合にできることをまとめてみると、電話とSMSの利用には、通常と異なる点があるので注意が必要です。
Wi-Fi接続 | Wi-Fi接続による利用制限 | |
インターネットを利用する | ◎ | 特になし |
Rakuten Link(電話)を利用する | ▲ | 発着信が非通知になる |
SMS(ショートメール)を利用する | × | 利用できない |
Rakuten Casaの利用をオススメするケース
- Rakuten Link(電話)を利用する際は、電話番号通知で利用したい
- SMSをよく利用する
マネ夫婦がRakuten Casaを申し込んだ理由は、SMSをよく利用するからです。
最近は携帯電話番号宛に、ワンタイムパスワードをSMSで送信する二段階認証を導入している企業も多くあります。
圏外だとSMSを受け取ることができません。
しかも時間制限なんてあると大変!家の外に出て電波をキャッチしてからSMS認証をするというストレスに悩まされていました。
お仕事で非通知の電話は避けたい方や、SMSをよく利用する方はRakuten Casaに申し込むメリットがあると思います。
Rakuten Casaの利用をオススメしないケース
- 自宅のWi-Fi接続で不便を感じていない
- 楽天モバイルの電波調査やRakuten Casaの申込手続きに手間を感じる
YouTubeを見たり、LINEやTwitterやInstagramなどのSNSを楽しんだりすることがメインで、特に不便がないなら楽天モバイルが圏外でも問題ないと思います。
この後にRakuten Casaの申込方法を紹介しますが、正直手間と時間が取られました。
マネ夫婦もSMSが受け取れるならRakuten Casaは利用しませんでした。
自宅が楽天モバイル圏外でもいったん様子を見て、不便を感じるようでしたら、Rakuten Casaの申込を検討してみてもいいかもしれません。
Rakuten Casaを申し込むには?
Rakuten Casa 申込条件
Rakuten Casaを申し込むには、いくつか条件があります。
(※)楽天モバイルが指定するインターネット回線との契約がないと、申込自体できないので注意が必要です。
2022年6月時点のRakuten Casa対応の指定インターネット回線一覧がこちらです。
マネ夫婦は楽天ひかりを契約中だったため、条件クリアでした。
マネ夫婦は楽天ひかりに契約しているため、Rakuten Casa対応のルーターを用意しました。
楽天ひかり公式サイトで対応ルーターを検索することができます。\【IPv6サービスに対応】で通信速度が快適。接続も簡単でした。/
Rakuten Casa 申込時の注意点
『重要事項説明書』には、その名の通り、注意が必要な重要事項がたくさん書かれおり、重要事項説明書に同意していることが申込の条件にもなっています。
Rakuten Casaは、電波法に基づき、小さくても立派な『基地局』として無線局の免許を取得しています。
届け出された内容の範囲内のみ利用可能となるので、楽天モバイルの規約指示に従わなければなりません。
申込者はRakuten Casa基地局の運用者として登録されます。
運用者が電波法に違反するような行為があった時は、電波法に基づき罰せられる場合もあるとのこと。
「そんなの知らなかった!」と後で後悔しないように、申込時には必ず目を通すようにしましょう。
届け出した設置住所以外でRakuten Casaを利用したり、同意なしで長時間Rakuten Casaの電源を切っていたりすることなどが禁止事項になっていますので、注意してください。
電波調査とは?
Rakuten Casaの申込条件として、『電波改善・調査依頼済みで、楽天モバイルからRakuten Casa設置の案内を受けていること』とあります。
まずは、『楽天モバイルご利用者様用電波改善・調査依頼』のページから、電波環境改善フォームに必要事項を入力し、調査を依頼します。
フォームには、現在の状況や発生頻度など質問に回答する項目や、契約情報を入力する項目が結構たくさんあります。
面倒ですが、問い合わせが無駄にならないよう、困っていることを詳細に書くことをオススメします。
マネ夫婦は「ご自宅の訪問調査を希望する」と回答しました。
自宅の訪問調査を希望した場合、楽天モバイルから日程確認の電話が入ります。
調査当日は、職員の方が室内の電波を計測し、電波状況をチェックされます。
マネ夫婦の場合、近くに基地局はあるものの、自宅周辺の電波が非常に弱く、室内だと圏外になることが想定されると言われました。
今後の改善方法については、後日楽天モバイルより連絡が入るとのことで、訪問調査は15分くらいで終わりました。
Rakuten Casa 申し込み~設置するまで
Rakuten Casaを申し込む
訪問調査の2日後、メールで調査結果の連絡がありました。
内容をまとめると、
・自宅周辺に新しい基地局を設置する(候補地選定から行うので時間がかかる)
・お急ぎの場合は、Rakuten Casaの設置を検討してほしい
とのことでした。
Rakuten Casaの設置の案内を受けたので、これで申込条件クリアです。
メールに書かれているRakuten CasaのURLから申込に進みます。
申し込みが完了すると、楽天モバイルから受付完了メールが届きます。
申し込んだ次の日に製品出荷完了のメールが届きました。
対応が早さにビックリ!
製品が到着したので、早速設置してみました。
Rakuten Casaを設置する
箱の中には、
・本体
・LANケーブル
・電源アダプター
・クイックスタートガイド
が入っていました。
設置方法は、
1.本体とルーターをLANケーブルで接続する
2.本体に電源アダプターを接続し、プラグをコンセントに挿し、本体を起動する
3.設定が完了し、ランプが正常に点滅するまで待つ(5~15分)
です。とってもカンタン!
無事に圏外から脱出!
楽天モバイルアプリで、楽天回線エリアに接続していることが確認できました!
Rakuten Casa使ってみた感想・レビューまとめ
「自宅が圏外、SMSが使えないなんて、困ったなぁ…」と悩んでいましたが、Rakuten Casaを設置したことで、SMSもリアルタイムに受け取ることができるようになりました。
ストレスフリー!!
最後にまとめです。
申込条件に当てはまっていれば、Rakuten Casaの申し込みから設置まではとてもスムーズでした。
自宅の楽天回線が不安定な方はRakuten Casaの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
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