年中行事とは?
【年中行事】…一定の時期に毎年慣例として行われる儀式や催し物。
※慣例…繰り返し行われる習慣のようなこと。
※催し物…人を集めて行う会や祭り、イベントのこと。
日本には四季折々(春・夏・秋・冬)の行事があり、私たちは1年を通して、いろいろな行事をしていますね。
わたしたちの暮らしに当たり前のように存在している行事ですが、「なぜ行事をするのか」「何のために行事があるのか」といった行事の意味や由来などは、意外に知らないものです。
伝統や文化に触れることができる日本の行事について、紹介していきます。
6月の行事・イベント
梅雨
6月に降る長雨は、梅が黄色く熟すころに降る雨。だから「梅雨」と言うのですね。
梅雨に入ることを「入梅」と言います。
夏の衣替え 6月1日
夏の衣替えは、衣服を夏のものにかえる日です。
普通、6月1日に夏の衣服へと衣替えをすることが多いようです。
氷の朔日 6月1日
氷の朔日とは、「氷室」に保存した氷やお餅を食べる習慣です。
※氷室…奈良時代からあった冷蔵庫のこと。電気のない時代のため、冬にできた氷を夏まで涼しい穴や小屋に保存していました。
時の記念日 6月10日
時間の大切さを考える日。
日本ではじめて時計が作られた日を記念し、時の記念日ができました。
滋賀県の近江神宮に、日本ではじめて作られた水時計(漏刻台)と同じものがあるそうです。
父の日 6月第3日曜日
父に感謝する日。
1910年にアメリカで始められました。アメリカでは、白いバラを贈るそうです。
普段なかなか伝えることができない感謝の気持ちをプレゼントで表すのもいいかもしれませんね。
父の日のプレゼントの定番と言えば、ハンカチ・ネクタイ・お菓子・お手紙などでしょうか。人によっては、お酒なんかもいいかもしれませんね。
今年は何をプレゼントしましょうか。
夏至 6月21日ころ
二十四節気の一つ。
1年で1番昼が長く、夜が1番短くなる日。
夏越の祓え 6月30日
夏越の祓えは、1月から6月までの半年の罪やけがれをはらい、残り半年の無病息災(病気や災いがないこと)を願う行事。「茅の輪くぐり」をすることで身を清めます。
茅の輪は、「茅」の葉を編んで作った輪。輪をくぐると災いをはらうことができるとされています。
また、半紙を人の形に切った「人形」に自分の体に付けたり、息を吹きかけることでけがれを人形に移して、災いをはらうことこともあります。
ジューンブライト
行事ではありませんが、6月は「6月の花嫁」ジューンブライトで有名ですね。
6月に結婚すると幸せになれると言われています。
ジューンは英語で6月。ギリシャ神話に出てくる神々の女王ヘラのこともジューンと言います。
このことから、アメリカでは6月の花嫁が幸せになれると言われています。アメリカの話が日本に広がってきたのでしょうか。
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