【SDGsとは】小学生もわかる持続可能な開発目標をわかりやすく紹介

教育
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最近、テレビや新聞で耳にするSDGs。学校に行っている方は、学校でも聞いたことがあるのでは。
今回は、今話題のSDGsについてまとめてみました。

SDGsとは?

SDGsの読み方・意味

SDGsエス・ディー・ジーズと読みます。)とは、日本語で【持続可能じぞくかのう開発目標かいはつもくひょう
ちなみに、英語のSustainable Development Goals(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ)を略した4つのアルファベットからできた言葉です。Sustainableは【持続可能な】Developmentは【開発】Goalsは【目標】を意味しています。だから日本語で、【持続可能な開発目標】なのですね。

持続可能な開発目標?むずかしいですね…。
【持続】とは…何かが長く続くこと。もつこと。
【開発】はイメージしやすいですね。土地や交通・町をさかんにすることです。

う~ん。まだピンとこないな。
何を目指した目標なのだろう…。

SDGsは何を持続するの?何が目標なの?

SDGs(持続可能な開発目標)の【持続】は、何十年・何百年先の未来の人々が幸せにくらせる世界を続けましょう。といった意味がこめられています。【開発】は、将来にわたり人々が幸せにくらせる世界を作っていきましょう。といった意味がこめられているのです。

つまり、SDGsとは…

未来の人々が、住みやすく平和にくらせる世界を作るための目標

なのです。そして、SDGsは国際目標でもあります。

なるほど。

SDGsは、未来の人たちのためを考えてた目標や取り組みのことを言うのね。

なぜSDGs?SDGsが必要なわけは?

ん?じゃあ、なんでSDGsができたのかな?

みなさんは、地球がたくさんの問題をかかえていることを知っていますか。
小学校高学年の方たちなら、いくつか頭にうかんでくる人もいるのでは。

【地球温暖化】、いじょうな暑さや台風の巨大化といった【気候変動きこうへんどう】、【砂漠化】、十分な食べ物を食べることができない【飢餓きが】、毎日の生活が苦しい人々が存在する【貧困ひんこん問題】、紛争ふんそうにより学校に通うことができない子が増えている【教育問題】などなど。地球は、たくさんの問題をかかえているのです。

そして、まずいことにこれらの問題が悪循環を生み出しているのです。
気候変動による砂漠化→漁業や農業ができない→貧困・飢餓→生きるために犯罪や紛争へ
といったように…。

もし、地球がかかえる問題をほったらかしにしていたら、どうなってしまうでしょうか…。

わたしたちがくらす世界や地球が、こわれてしまう

世界や地球がこわれてしまったらなんてことを想像するとおそろしいですよね。
「このままじゃマズイ!」「地球をどうにかしなければ!」という思いから、SDGsが生まれたのです。

SDGsはだれが決めたの?作ったの?

SDGsが生まれた年:2015年9月
2015年9月に行われた「国連持続可能な開発サミット」でSDGsが取り上げられました。

誰が作ったのか:国際連合
※国際連合とは…第二次世界大戦後の1945年に作られた国際組織。本部はアメリカのニューヨークにある。できた際の加盟国は51か国で、2020年4月には193か国が加盟しています。
国連には、一度は耳にしたことがある「世界保健機関(WHO)」「国連児童基金(ユニセフ)」などの組織があり、世界の問題について、協力し合い解決に向け動いています。

<国際連合の目的>
①国際の平和と安全を維持する
②国同士の友好関係の発展を支える
③社会や文化に関する問題を解決するための国際協力をすすめる

SDGsの歴史 MDGsからSDGsへ

1990年代に行われた国際会議や2000年9月に行われた「国連ミレニアム宣言」の目標をまとめた【ミレニアム開発目標】という物が存在しました。Millennium Development Goals(略してMDGs)
このMDGsでは、2015年までに解決するべき問題として、飢餓や貧困、教育、人々の健康などに関係する8つの目標が決められました。

MDGsにより、成果が見られた一方で国や地域によっては解決できない問題も残りました。さらに、年々うかび上がる気候変動や格差問題も次なる問題として生じていきました。

その後、2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」で2016年から2030年までに様々な問題を解決すべくSDGsが生まれました。

MDGsのあとをついだSDGs

SDGsの目標は?ターゲットとは?

出典:外務省 国際協力局 地球規模課題総括課 持続可能な開発目標(SDGs)達成に
向けて日本が果たす役割
 より

17の目標と169のターゲット

SDGsは、17の目標と169のターゲットからできています。
17の目標とは、目指すべきすがたをイメージしたゴールや大目標のこと。
169のターゲットとは、何をいつまでに具体的にするのかといった小目標のこと。

17の目標を達成する年を2030年と決めています。169のターゲット(小目標)があることやいつまでにという期限がはっきりしていることで、目標への道すじがはっきりしますね。

17の目標

1:貧困をなくそう
2:飢餓をゼロに
3:すべての人に健康と福祉を
4:質の高い教育をみんなに
5:ジェンダー平等を実現しよう
※ジェンダー平等とは、男女平等を実現し、女性や女の子の能力をのばし、可能性を広げること。
6:安全な水とトイレを世界中に
7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8:働きがいも経済成長も
9:産業と技術革新かくしん基盤きばんをつくろう
10:人や国の不平等をなくそう
11:住み続けられるまちづくりを
12:つくる責任 つかう責任
13:気候変動に具体的な対策を
14:海の豊かさを守ろう
15:陸の豊かさを守ろう
16:平和と公正をすべての人に
17:パートナーシップで目標を達成しよう
※パートナーシップとは、公的部門・民間部門・市民社会が協力して動くこと。

169のターゲット(主なものを紹介)

<目標1:貧困をなくそう>
【主なターゲット】
1日1.9ドル(日本円で205円ぐらい)のラインでくらす「国際貧困ライン」未満でくらす世界中からなくす。

<目標2:飢餓をゼロに>
【主なターゲット】
貧しい人々や小さい子供などの弱い立場にある人々もふくめ、全ての人々が安全で栄養がある食べ物を十分に得られるようにする。

<目標3:すべての人に健康と福祉を>
【主なターゲット】
赤ちゃんを産むときに死んでしまう母親を10万人あたり70人未満にする。
※妊娠中や赤ちゃんを産んだ後42日未満に亡くなる母親は、世界平均で10万人あたり216人。もっとも多い地域では、10万人あたり1360人もの母親が亡くなってしまうというデータがあるそうです。

<目標4:質の高い教育をみんなに>
【主なターゲット】
すべての子供が差別なく、無料で質の高い初等・中等教育を受けられるようにする。
※初等教育とは、日本で言えば小学校教育。中等教育は、日本で言えば中学校教育のこと。

<目標5:ジェンダー平等を実現しよう>
【主なターゲット】
世界のあらゆる場所で、女性や女の子に対する差別をなくす。

<目標6:安全な水とトイレを世界中に>
【主なターゲット】
世界の人々が安全で値段の安い飲み水を平等に手に入れられるようにする。

<目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに>
【主なターゲット】
値段が安くて安心できるエネルギーをだれもがいつでも利用できるようにする。

<目標8:働きがいも経済成長も>
【主なターゲット】
男性・女性・若者・障がいのある人など、すべての人が働きがいのある人間らしい仕事を持てるようにする。また、同じ仕事をする人には、同じ賃金(お金)をきちんとはらう。

<目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう>
【主なターゲット】
すべての国で、新しい技術や科学のイノベーション(新しい価値・新しい切り口などを生み出すこと)をすすめ、技術の能力を向上させる。

<目標10:人や国の不平等をなくそう>
【主なターゲット】
その国の下から40%の所得しょとく(少しむずかしいので、お給料と考えてみてください。)の低い人たちの所得の成長率をその国の平均よりも上回るようにする。

<目標11:住み続けられるまちづくりを>
【主なターゲット】
全ての人々が安全で価格の安い住宅に住み、生活に必要な基本的なサービスが使えるようにする。
※基本的なサービスとは、交通・電気やガスといったエネルギー・水道など。

<目標12:つくる責任 つかう責任>
【主なターゲット】
3つR【リデュース(削減さくげん)】【リサイクル(再生利用)】【リユース(再利用)】で、廃棄物はいきぶつを減らす。

<目標13:気候変動に具体的な対策を>
【主なターゲット】
あらゆる国で、気候変動によって起きる災害に対応できる力を高める。

<目標14:海の豊かさを守ろう>
【主なターゲット】
2025年までに、陸と海の汚染おせんを防止し、大幅に減らす。

<目標15:陸の豊かさを守ろう>
【主なターゲット】
2020年までに、あらゆる森林で持続可能な利用ができるようにする。減ってしまった森林を回復させ、世界で新しい植林を大幅に増やす。

<目標16:平和と公正をすべての人に>
【主なターゲット】
あらゆる場所で、暴力と暴力によって死亡する人を大幅に減らす。

<目標17:パートナーシップで目標を達成しよう>
【主なターゲット】
先進国が途上国に資金援助や投資を行う。
最新の科学技術を教える。
公平な貿易のルール・体制を定める。

SDGs 私たちにできること

SDGsの理念は、「だれひとり取り残さない」「だれもぎせいにしない」といったものです。
全ての人々のために目標達成を目指し、もっとも立場の弱い人々に合わせています。

地球規模の大きな問題を2030年までに解決することを目指すことは、とても大変でむずかしいことです。だからこそ、国際連合は、世界のあらゆる機関が協力し合う道すじをしめしたのです。
そして、国際連合に関わる機関や国の機関だけが協力していては、様々な問題の解決にはいたりません。世界の企業・NPOやNGOといった市民の団体・学校・その他の団体など、たくさんの協力が必要なのです。

そして、

SDGsの目標達成には、私たち一人一人の行動が欠かせないのです。

「一人一人の行動も大切」と言っても、
いったい何をしたらいいのかな。

私たちにできるSDGsの例

まず大切になるのが【知ること】ではないでしょうか。
地球規模・世界規模で一致団結いっちだんけつして問題の解決を図ろうとしているのに、「SDGs?何それ?おいしいの?」といった人々がたくさんいては、解決への道を歩むことはできません。まずは、世界にはどのような問題が生じているのか、何が原因なのかといったことを少しだけでも知ることが必要です。【知る】ができてこそ、はじめて自分にできることが何かを考えられるようになるからです。

具体的には、【貧困が起きる原因を調べてみる】【プラスチックがどのように環境に悪い影響を与えるのかを知る】【世界にはどのような差別や不平等があるのか調べてみる】【普段使うエネルギーが何からできているのか知る】などなど、知らなければならないことがたくさん出てきますね。

【知る】ができたら、自分にできることも考えたくなると思います。
ですが、私たち一人一人ができる取り組みは、世界をすぐさま変えるような大きな取り組みではないはずです。ですが、一人一人ができる小さな取り組むが積み重なればいずれ世界をも動かす取り組みへと成長していけるはずです。

私たちにできる小さなSDGsの例をあげておきます。

<私たちにできるSDGs

〇世界から飢餓をなくすために…
【食べ物を残さない】【給食を残さない】

〇全ての人が健康であるために…
【保健の授業をしっかりと学ぶ】【薬物を使わない・許さない】

〇ジェンダー平等のために…
【男だから女だからといった考えを見直す】

〇世界の人々がエネルギーを使えるために…
【節水・節電を心がける】【電化製品を使わない時はコンセントをぬく】

〇住み続けられるまちづくりのために…
【自分住む町がどうあってほしいのか自分なりの考えをもつ】

〇つくる責任つかう責任のために…
【必要なものを必要な分だけ買う】

〇海の豊かさを守るために…
【よけいなプラスチック製品を買わない】【リサイクルをしっかりする】
【ごみのポイ捨てをしない】


〇陸の豊かさを守るために…
【ティッシュやトイレットペーパーを無駄にしない】【山や森など植物を大切にする】

さいごに

SDGsについてまとめてみました。
恥ずかしながら、この記事を書くまでは、私もSDGsについて大して知りませんでした。
「SDGs?未来に向けてやらなくちゃいけないことだよね」程度のものでした。
今回、記事を書くにあたり、SDGsは、世界の人々と共に未来を作ることなのだと感じました。
私も身近でできることから始めてみようと思いました。

マネ夫
マネ夫

では、また!

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