暗号資産(仮想通貨)の未来に夢を描き、投資しているマネ夫婦です。
今回は、国内取引所と海外取引所の違いやそれぞれの取引所におけるメリット・デメリットについてつぶやきます。
※以下に記すことは、マネ夫婦の個人的な見解です。取引所開設の際の参考程度に留めてくださいね。
代表的な国内取引所と海外取引所
まず、代表的な取引所を確認してみます。
暗号資産(仮想通貨)に興味を抱き、取引所を開設しようという方、追加でもう一か所開設しようとしている方等、様々だと思います。ここでは、多くの方が「聞いたことあるかも。」と思える(?)取引所を記しておきます。
国内取引所の代表例
bitFlyer(ビットフライヤー)
国内取引所2016~2020年BTCの取引量NO.1
BITPOINT(ビットポイント)
出金手数料無料なのが大変魅力な取引所。
こちらの記事でBITPOINTの特徴を紹介しています。
Coincheck(コインチェック)
CMでお馴染みのコインチェック。
GMOコイン(ジーエムオーコイン)
お笑い芸人のスギちゃんを起用。2021年オリコン顧客満足度NO.1とのこと。
Zaif(ザイフ)
※もっと他の取引所も知りたい!という方は、金融庁が公開している暗号資産交換業者登録一覧に国内取引所の名が連なっていますよ。
海外取引所の代表例
BINANCE(バイナンス)
Bybit(バイビット)
こちらの記事でBybitの特徴を紹介しています。
Coinbase(コインベース)
Kraken(クラーケン)
国内取引所と海外取引所の違い
取り扱いコイン数が全然違う
国内取引所と海外取引所における大きな違いの一つは、取り扱うコイン数です。
国内取引所大手の取り扱いコイン数は、10~20種程度。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)に少々のアルトコインを取り扱う取引所がほとんどです。
一方で、海外取引所BINANCEで言えば、USDTで現物取引ができる通貨が330種を超えています。(2021年12月時点)
ステーキング、手数料、IEO等のサービスが違う
国内・海外取引所を問わず、取引所ごとにステーキング・送金手数料・IEOの取り扱い有無等、サービスが異なります。各種サービスを少し比較してみます。
<ステーキング>
ステーキングと一口に言っても、取引所ごとに名称やサービス内容が異なり、その制度は様々です。
名称 | BTCを預けた際 利率・APY | |
BINANCE(海外) | フレキシブルゼービング | 3% |
Bybit(海外) | 積立ステーキング | 1.5% |
bitFlyer(国内) | ※BTCのステーキング存在せず | – |
Coincheck (国内) | レンディング | 1%~5% ※貸出し期間に応じて変動 |
<BTC・ETH出金時の手数料比較>
BTCを送る 出金手数料 | ETHを送る 出金手数料 | |
bitFlyer(国内) | 0.0004 BTC | 0.005 ETH |
BITPOINT(国内) | 0 BTC | 0 ETH |
Bybit(海外) | 0.0005 BTC | 0.005 ETH |
BINANCE(海外) | 0.0005 BTC | 0.005 ETH |
<IEO>
2021年7月、日本初のIEOで【 Palette Token /PLT】がCoincheckに上場しました。
2021年12月時点では、国内取引所で行われたIEOは、PLTのみです。Coincheck第二弾のIEOが2022年夏に予定されているようですが、国内取引所でIEOが盛んに行われるまでの道のりは長そうです。
設定可能なレバレッジ取引の倍率が違う
レバレッジ取引の倍率が異なることも国内取引所と海外取引所の違いの一つです。
国内取引所では、最大レバレッジ2倍での取引が可能です。
海外取引所では、取引所や対象通貨によっては、最大200倍まで取引が可能です。
暗号資産交換業者登録の有無
金融庁・財務局が行う暗号資産交換業者登録の有無も国内取引所・海外取引所で大きく異なります。
暗号資産交換業者登録一覧に記載がある取引所は、資金決済法の定義に該当することが確認されています。この暗号資産交換業者登録一覧には、もちろんCoincheck、bitFlye、GMOコイン等の国内取引所が記載されています。
一方で、海外取引所であるBINANCEやBybitは暗号資産交換業者登録一覧に記載されていません。
故に、無登録で金融商品取引業を行っているとして、金融庁は過去にBINANCEやBybitに対し警告を行っています。
日本円の入出金の敷居の高さが違う
国内取引所・海外取引所では、日本円の入出金の敷居も大きく異なります。
国内取引所であれば、銀行振込・インターネットバンキングによる振込・コンビニからの振込等が可能で、日本円を入金し、取引を始めることができます。
一方、海外取引所で日本円の入金に対応している所は稀です。国内取引所に日本円を入金し、通貨を購入。その通貨をを海外取引所へ送金して、入金することが一般的です。
海外取引所で得た通貨を日本円にする時には、海外取引所→国内取引所→日本円へ交換→出金といった工程になります。
国内取引所と海外取引所のメリット・デメリット
国内取引所のメリット・デメリット
国内取引所のメリット
- 国内の会社という安心感
- 海外取引所と比べ入出金が簡単
- 問い合わせ、サポートサービスが行いやすい
国内取引所のデメリット
- 取り扱いコイン数が少ない
- 最大レバレッジ2倍止まり
- 海外取引所と比べ、出来高が低い通貨も存在する
- 海外取引所と比べ、ステーキング、IEO等のサービスが弱い
海外取引所のメリット・デメリット
海外取引所のメリット
- 取り扱いコイン数が豊富
- ハイレバレッジでの取引が可能
- 取引高が高くトレードがしやすいことが多い
- 国内取引所よりもステーキング、IEO等のサービスが強い傾向
海外取引所のデメリット
- 問い合わせ・サポートサービスが十分でない取引所も
- 日本円での入出金に一手間掛かる
- 金融庁から警告を受けている取引所もある
まとめ
国内取引所・海外取引所の違い、双方のメリット・デメリットについてつぶやきました。
取引所開設の際の参考になれば幸いです。
最初は分からないことも多いかもしれませんが、触っていくうちにいろいろなことが分かってきますよ。では、また!
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