NFTアートは、近年注目を集めている新しいアートです。
NFTとしてトークン化され、ブロックチェーン上で取引されることで、従来のアートとは異なる新しい価値観が生まれているようです。
この記事では、NFTアートの中でも高額取引された作品や、その取引価格について紹介します。
数十億円で取引されるNFTアートってどんなもの?
高額で取引された背景に迫ります!
NFTアートとは
NFTアートとは、ブロックチェーン技術を使って認証された、デジタルアートのことです。
NFTアートの特徴
ブロックチェーン上で管理
NFTアートは、ブロックチェーン上で管理されるため、そのデジタルアートが誰に所有されているか全て記録されています。
改ざんが不可能
NFTは資産の動きがすべて記録されているため、作品や持ち主を改ざんすることが非常に困難です。
また、記録されたデータはブロックチェーン上で公開されているので、誰でも取引履歴を見ることができます。
唯一無二の価値
NFTは独自のユニーク性を持ち、同じものが存在しないことが特徴です。
世界にたった1つであると証明されていることが希少性を高めます。
【NFTアート】高額取引作品ランキング
ここでは2022年12月時点で、高額落札されたNFTアート作品トップ5を紹介します。
【トップ5】最も高価なNFTアート
第5位 『CryptoPunk #5822』32.5億円
第4位 『HUMAN ONE』39.7億円
第3位 『Clock』72.2億円
第2位 『The First 5000 Days』94.9億円
第1位 『Merge』125.8億円
※1ドル137円で換算
1位は驚異の100億円超!億単位の価値を持つNFTアートが誕生しているとは夢がありますね。
<最も高価なNFTアートは?世界の有名絵画とNFTアートの価値を比べてみた>
NO.1 オンカジボーナス比較サイト「BonusFinder」さんの記事では、ダヴィンチやセザンヌといった歴史上の有名絵画と比較して、NFTアートが現在どのくらい価値があるのか分かりやすくまとめられています。
詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
第5位 『CryptoPunk #5822』32.5億円
CryptoPunkは、初期のNFTアートの1つです。
8ビットスタイルで描かれたドット絵タイプのデジタルアートコレクション。
24×24のピクセルアートのキャラクターが1万個用意され、各キャラクターは独自のトークンIDを持ち、オーナーシップを証明することができます。
2017年に1万個が無料配布された当初から注目を集め、数十万円で取引されていましたが、2021年のNFTブーム以降は高額な取引が続出しています。
『CryptoPunk #5822』は、シリーズの中で9つしかないエイリアンをモチーフしたもので、エイリアンが青いバンダナを巻いた作品です。
2022年2月、シリーズとして過去最高額となる8,000 ETH(約32.5億円)で売却されました。
第4位 『HUMAN ONE』39.7億円
HUMAN ONEは、NFTアーティストのBeeple(ビープル)の物理とデジタルのハイブリッドNFT。
宇宙用のヘルメットをかぶった人が、さまざまな場所を歩き続けます。
2021年11月、オークションで想定の2倍の価格となる2,890 万ドルで売却されました。
第3位 『Clock』72.2億円
Clockは、NFTアーティストのPak(パック)が手掛けたNFTアート作品の1つ。
WikiLeaksの創設者であるJulian Assangeが刑務所で過ごした時間を示すリアルタイムカウンターで、白い文字が毎日変化するそうです。
Assangeは2019年5月に米国政府に対するスパイ活動の容疑で投獄されました。
2022年2月、Assangeの法的防衛のための組織『AssangeDAO』が訴訟費用としてClockを販売し、5,270万ドルで落札されました。
第2位 『The First 5000 Days』94.9億円
NFTアートの代表作、Beepleの『EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS』。
Beepleが2007年から2021年までに制作した5000日分の作品を1つにまとめたもので、1日1つのデジタルアートが時系列に連なっています。
2021年3月、約6,930万ドルというNFTアート作品としては当時史上最高額の落札され、注目を集めました。
第1位 『Merge』125.8億円
2021年12月、NFTアーティストPak(パック)のNFTプロジェクト「Merge(マージ)」が約9,180万ドルの売上を達成し、新記録を樹立しました。
「Merge」では、「mass(マス)」と呼ばれるNFTが販売され、複数の「マス」を購入したコレクターは「マス」同士を「マージ(結合)」することができます。
マージは、マスの総量を保ったままNFTの総量を減少させることで、希少性を高める仕組みになっているようです。
各マスの価格は299ドルからスタート、販売開始から終了までは6時間ごとに価格が25ドルずつ上昇し、最終的には1マス575ドルで販売されました。
48時間で28,983名のコレクターによって、31万2868個のマスが購入されました。
「Merge」は複数のNFT作品の集合体として、NFTアートのランキングから除外されるケースもあるようです。
最後に
いかがでしたか?
NFTアートってこんなに高価なものもあることにビックリしました。
もし、CryptoPunkを無料で手に入れることができていたら、今頃大金持ちかもしれませんね。
今回は高額なNFTアートのみ紹介しましたが、NFTマーケットプレイスには、たくさんのNFTアートが出品されています。
NFTマーケットプレイスでは、NFTを購入・売買することができます。
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