ついに、ChatGPTに画像生成機能【DALL-E3】が追加されました!
マネ夫婦の持っているアカウントでも、【DALL-E3】が利用できるようになったので、早速トライしてみました。
以前から画像生成AIツールを色々と試してはいたものの、イメージした画像を作り出すための指示(プロンプト)が難しくて、挫折していました。
そんな画像生成初心者の私たちですが、ChatGPTの新機能を使ってみたところ、普段通りの言葉を伝えるだけでイラストや画像が簡単に出来上がっちゃいました。
しかも、【DALL-E3】は商用利用もOK!
SNSの投稿やブログのアイキャッチなど、他にも活用の幅が広がりそうですね。
この記事のアイキャッチに使った画像も、ChatGPTのDALL-3で作成しました!
イメージは『ロボットが絵を描く未来』。色彩もとても鮮やかです。
「具体的にはどうやって使うの?」
「生成された画像はどんな感じ?」
今回は、ChatGPT【DALL-E3】について、わかりやすく解説していきます!
ChatGPT【DALL-E3】の始め方・注意点
ChatGPTに搭載された【DALL-E3】をフル活用するために、知っておきたいことをまとめました。
そもそも【DALL-E3】って何?
DALL-E(ダリ)は、OpenAIが開発した画像生成AIで、『DALL-E3』は以前の『DALL-E2』よりも高精度で信頼性の高い画像を生成できるようになりました。
左が『DALL-E2』、右が新バージョンの『DALL-E3』。
同じプロンプトでも、画質の細かさや動きの感じが進化しているのが分かりますね。
ChatGPTでは、この『DALL-E3』を使って画像を生成します。
ChatGPTで【DALL-E3】を利用するには?
DALL-E3を利用できるのは、有料版の「ChatGPT Plus(ChatGPT プラス)」に加入しているユーザーになります。
残念ながら無料版ユーザーは、DALL-E3を利用することができません。DALL-E3を使って画像生成するには、ChatGPT Plusへプランを変更する必要があります。
※2023年10月時点
ChatGPT Plusの登録方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
日本語入力にも対応している
うれしいことに日本語で質問しても、しっかり対応してくれます。
わざわざ翻訳して英語に置き換える必要がなく、自分の言葉で直感的に画像のリクエストができるので、作業がサクサク進みます。
ただし、日本語が上手く解釈されないこともあるようで、イメージが違うなと感じたら、英語で指示を試してみるのもいいかもしれません。
【DALL-E3】は商用利用が可能
DALL-E3の画像を商用利用することができるかどうかについて、OpenAIの公式サイでは、次のように書かれています。
As with DALL·E 2, the images you create with DALL·E 3 are yours to use and you don’t need our permission to reprint, sell or merchandise them.
https://openai.com/dall-e-3
翻訳すると、
『DALL-E2と同様に、DALL-E3で作成した画像はあなたのものであり、それらを再印刷、販売、または商品化するために私たちの許可は必要ありません。』
となります。
つまり、DALL-Eを使って生成した画像の商用利用が認められてます。
SNSやブログのアイコン作成だけでなく、イラスト集にして電子書籍化なんてことも。
『ChatGPT×副業』の幅が広がりそうな予感!
ChatGPT【DALL-E3】の使い方
ChatGPT上での画像生成のやり方を詳しく解説します。
画像を生成する
DALL-3を利用するには、[GPT-4]ー[DALL-3]を選択し、チェックボックスにチェックを入れます。これだけでOK!
GPT-4を選択すると、自動的に画像生成時にはDALL-E3が使われるようになりました。
あとは、テキストで作成したい画像のイメージを伝えます。
単語だけ伝える、文章で伝える、ChatGPTはどちらでも対応可能です。
例えば、『ソファーで昼寝する犬』と日本語で入力してみました。
すると、下の画像のように、4枚画像が生成されました。
画風の指示を出さなかったので、写真風からアニメーション風まで、いろいろなパターンで作成してくれました。
画像をクリックすると、生成されたプロンプトを確認したり、画像をダウンロードしたりすることができます。
- Q生成できる画像枚数に制限はある?
- A
生成できる回数に公式な制限は設けられていませんので、使い放題です。
『3時間ごとに50回まで』というGPT-4の利用制限ルールが適用されるようです。
生成した画像を修正する
ChatGPTの良いところは、会話形式で画像の調整ができる点です。
例えば、先ほどの画像のプロンプトをコピーし、『犬を柴犬に変えたい』と入力してみました。
もふもふワンコが柴犬になりました!
こんな感じで会話しながら画像を自分のイメージに近づけながら調整することができます。
他にも、次のようなリクエストをして画像を調整することができますよ。
ぜひ、いろいろ試してみてくださいね。
- 背景や環境を調整する
「夜の新宿」「雨の森」など、具体的なシーンや風景、気象条件などを指示する - 色やスタイルを調整する
「服を赤色に」「服を水玉模様に」など、特定の色や画風を指示する - 画像のタイプを調整する
写真風、イラスト風、アニメ風など、生成する画像のタイプを指示する - 画像を追加・削除する
画像に追加したいもの、画像の中から削除したいものを指示する - 雰囲気を指示する
「もっと明るく」、「もっとシリアスに」などのシーンのイメージを指示する - 画像サイズを変える
YouTubeサムネイルなどの縦長サイズ(1280×720px)に変更する
上記はあくまで一例です。
細かく指示を追加していくことで、イメージに近い作品になっていきますよ。
ChatGPT【DALL-E3】実践レビュー
どんな画像が生成されるのか、実際に生成した画像を紹介します。
人物画像とキャラクター画像を生成してみましたので、参考にしてみてください。
人物画像を生成
まずは人物画像をみてみましょう。
『赤ずきんちゃんの衣装を着た少女の写真』と入力してみました。
少し機械的なAIっぽい顔立ちになっていますが、それほど違和感は感じません。
以前(2023年4月)、DALL-E2搭載時のBing Image Creatorで、赤ずきんちゃんの画像を生成した時には、腕の位置の不自然さや、指の数がバグって生成され、人物画像は難しいなと体感していました。
【DALL-E2】搭載時のBing Image Creatorで生成した画像
Cheerful girl wearing a cape with a red hood is walking with a small basket in the forest.
(赤いフード付きのケープを身につけた元気な女の子が、森の中で小さなカゴを持って歩いています。)
DALL-E3に進化して、グッと人物画像が良くなりましたね。
難しい呪文を入力しなくても、そこそこの人物画像は生成できそうです。
ChatGPTにDALL-E3が搭載されたのが10月。
2023年4月に描いたぎこちない赤ずきんちゃんが、わずか半年で劇的に変化!
AIの進化スピード恐るべし。
架空のキャラクターを生成
アニメ画像はどうでしょう。
『宇宙を旅行する架空のネコを題材にした絵本の表紙を作って』とお願いしてみました。
どれもカワイイ!
色彩も豊かで、絵本らしく夢や冒険の楽しさまで盛り込んでくれてますね。
このままでも十分使えそう。
また、絵本っぽいタイトルも入っていますね。
日本語の挿入は文字化けしてしまいますが、英語であれば画像に文字を挿入することもできます。
最後に:ChatGPT【DALL-E3】使ってみた感想
ここまでChatGPTに搭載された【DALL-E3】を使って、画像生成するやり方を紹介しました。
- 『DALL-E3』を使うには、有料版『ChatGPT Plus』に入会する必要がある。
- 前バージョンに比べて格段に性能UP!
人物画はよりリアルに、キャラクター画像はより色彩豊かで鮮明になった。 - 日本語入力が可能だが、英語入力の方が精度が上がる。
- 生成した画像は商用利用が可能!
- 調整やリクエストが会話形式で行えるため、テキスト生成と同じやり方で画像をイメージに近づけることができる。
特に、生成した画像を商用利用できるのは、大きなメリットですね。
ビジネス、副業、SNSなど、さまざまなシーンで活用できそう。
ChatGPTのテキスト生成と同じやり方で画像の生成・調整が行えるので、画像生成初心者にオススメです。
画像生成で分からないことがあったら、「どんなスタイルがあるのか確認したい」「色を調整するやり方が知りたい」など、直接ChatGPTに質問すれば、教えてくれます。
画像生成の学習ツールとしても、活用することができますよ。
今回は以上です。
いや~、近い将来、人間が【絵を描く】仕事が無くなるのでは⁉と思うような画像生成でした!
画像生成にハマったマネ夫婦、『AI×副業』にもチャレンジしてみたくなりました。
【次のステップへ】
画像生成AIをもっと使いこなしてみたい!
初心者が画像生成AIを使いこなすコツを、ChatGPTに直接質問しながら記事にまとめました。
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