目指せFIRE！お金がお金を稼ぐ│効果的マネーマシンの作り方6選

『マネーマシン』とは、自動的にお金を生み出すシステムのこと。

経済的自立と早期退職、つまり『FIRE』を目指す上で、マネーマシンの存在は必要不可欠。

もし、不労所得がどんどん入るようなマネーマシンを作ることができれば、嫌々働く必要がなくなり、FIREを達成することができます。

FIREを達成するほどの立派なマネーマシンを作ることが難しくても、少額の不労所得が得られるミニマネーマシンでも十分です。
生活費の一部を補うことができ、今より楽な日々の生活を過ごすことができます。

では、マネーマシンを作るためには具体的に何をすべきでしょうか。

答えは、資産運用と投資です。

資産運用と投資には様々な方法がありますが、ここでは、FIREやセミリタイアを目指す私たち夫婦が実際に行っている方法を中心に、マネーマシンの具体例や作り方を紹介します。

マネーマシンの仕組み

マネーマシンとは

「マネーマシン」とは、ある程度の初期投資や設定を行った後、継続的に収入・不労所得を生み出すシステムのことを指します。

このようなシステムを構築することを「マネーマシンを作る」と言えます。
簡単に言えば、お金に働いてもらい、さらにお金を生み出すシステムを築くことです。

通常、収入を得るためには自ら労働する必要がありますが、マネーマシンではその「労働」をシステムに任せることができます。

マネーマシンのメリット

メリット① 経済的自立

マネーマシンは、給与収入に依存せずに収入を得ることが可能になるため、経済的自立と安定を実現する大きな手段となります。

メリット② 時間的自由　

マネーマシンによって、収入を得るための労働時間を減らすことができ、その分の時間を自由に使えるようになります。余暇活動や趣味、家族との時間など、本当に価値のあることに時間を使うことができます。

マネーマシンの種類・具体例＆作り方

１．株式配当

初心者向け度：★★★★☆
マネーマシン度：★★★★☆

株式を所有し、株式配当を狙うことが、マネーマシンを作る上で最も主流の作戦と言えるでしょう。

配当利回りが5%を超える企業もあります。今後伸びていきそうな企業を見つけ、株式を所有できれば、強固なマネーマシンを構築することが可能です。

2023年11月時点、楽天証券のウェブサイトで検索した高配当利回り8社を挙げてみました。

銘柄	銘柄名	株価	配当利回り
1820	西松建設	3662.0円	5.70%
5406	神戸製鋼所	1733.0円	5.27%
5938	ＬＩＸＩＬ	1762.5円	5.11%
2914	日本たばこ産業	3780.0円	4.93%
9434	ソフトバンク	1768.5円	4.86%
8473	ＳＢＩ　ＨＬＤＧ	3227.0円	4.80%
8304	あおぞら銀行	3039.0円	4.79%
9104	商船三井	3799.0円	4.77%

これらの銘柄は、5%近い高利回りを提供しています。

これらの銘柄は、5%近くの高利回りを得ることができます。

ただし、当たり前のことですが、配当はその年の業績に大きく左右されます。また、株価の変動もある点には注意が必要ですね。

２．貸株金利

初心者向け度：★★★★☆
マネーマシン度：★★☆☆☆

「貸株」とは、保有株式を証券会社に貸し出すことで、貸株金利として収益を得る方法です。
株式配当の権利確定日には株式を保有している必要がありますが、その他の日は貸株を利用してさらなる収入を得ることができます。

貸株の仕組み

貸株では、投資家が保有する株式を証券会社に貸し出し、その対価として貸株金利を受け取ります。このシステムは、市場の流動性や決済の安定性を向上させる効果も期待されています。

貸株金利は銘柄や日によって変動し、証券会社によっては年率1%以上の銘柄も存在します。

長期投資を考えている銘柄がある場合、貸株をマネーマシンの一つとして検討してみてもいいかもしれません。

貸株を行う際の注意点

①【株主優待・予想有配優先】の選択・設定を忘れずに。

貸株状態のままだと、配当金や株主優待を受け取れません。
貸株設定時、【株主優待・予想有配優先】を選択・設定を忘れないようにしましょう。
設定しておけば、権利確定日に自動的に株式が返却される仕組みとなり、配当金や株主優待を得ながら貸株金利も受け取ることができます。

②貸株金利ばかりに注目するのは危険！

貸株の利率がいい銘柄の株式を保有したくなる気持ちは分かりますが、注意が必要です。
「なぜ、貸株利率が他の銘柄と比べて高いのか？」マネ夫の経験的には、空売りをしかけたい投資家が数多くいる場合に、貸株金利が上昇するように感じます。
貸株金利が高い銘柄は、値動きが激しかったり、下げ基調だったりする傾向です。また、貸株金利は日々変動します。先週は5%もあったのに、今週は1%なんてこともよくあります。

貸株金利ばかりに注目して銘柄を選ぶことは避けた方が良いと考えます。
貸株は、成長が見込める優良株を長期保有する際の「おまけ程度」と考える方が賢明です。

３．ETF（上場投資信託）の分配金

初心者向け度：★★★★☆
マネーマシン度：★★★★☆

株式投資と似て非なるETF。ETFもマネーマシンを作るために役立つ手立ての一つです。
ETFとは、簡単に言うと【数多くの株が集まったもの】といった認識でよいと思います。だいぶザックリな認識なので、あしからず。

ニュースなどで耳にする「日経平均株価」のETFを買うと、日本の代表的な会社225社に投資することができてしまうのです。一つの会社を選び、投資をするという株式とは異なり、【分散投資】をすることができるのがETFの特徴です。

最近、よく聞く【米国ETF】は、アメリカの多数の企業に分散投資をする商品ですが、少し例を挙げておきます。

VTI

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF（VTI）は、アップルやマイクロソフト、アマゾンなどを筆頭に、3500以上の銘柄を保有し、米国株式市場全体を投資対象としています。

VOO

バンガードS&P 500 ETF（VOO）は、S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、主に主に米国の大型株を保有しています。

他にも様々なETFがあります。分配金が毎月もらえるETFや、配当利回りが3%を超えるようなETFもあります。ETFでの投資も、マネーマシンを作る策になりますよ！

個別株同様に証券会社で簡単に購入することが出来ます。

４．FXスワップ金利

初心者向け度：★★☆☆☆
マネーマシン度：★★★★☆

FX（外国為替証拠金取引）での【スワップ金利】は、日々お金を生み出す強い味方となります。

日本は、長らく超低金利政策を実施しています。
バブル期には、7%程度だった金利が徐々に下がり、ゼロ金利を経験。2016年からは、マイナス金利政策が続いており、低金利政策の出口戦略が課題となっています。

しかし、海外の国に目を向ければ、日本よりも金利が高い国が存在しています。
2023年11月における各国の政策金利を見てみましょう。

国	政策金利（2023年11月）
日本	－0.10%
アメリカ	5.25% ～ 5.50%
中国	3.45%
オーストラリア	4.35%
メキシコ	11.25%
南アメリカ	8.25%
イギリス	5.25%

国によって、政策金利が大きく異なりますね。これが、通貨間の金利差ですね。

104万通貨を保有しているマネ夫婦の2023年スワップ金利実績です。

104万通貨保有の場合、毎月5万～8万円をスワップ金利として得ています。

FXは、レバレッジ（実際に預けて運用するお金以上の取引を可能にする）があるので、実際には少ない資金で大きな額の通貨を保有することが可能です。
資産やリスクの許容度合に応じて、lot数やレバレッジを調整するといいですね。

私の場合、約200万円預けた状態で、104万通貨を保有し、月に約7万円程度を稼ぐマネーマシンを構築することができました。

FXスワップ金利を活用することは、適切な知識とリスク管理が必要ですが、上手く活用すれば強力なマネーマシンを構築することが可能です。

５．仮想通貨（暗号資産）ステーキング

初心者向け度：★★★☆☆
マネーマシン度：★★★☆☆

最近は、資産の一部として仮想通貨に投資する方も増えてきました。
ただ保有するだけじゃもったいない、仮想通貨を活用してマネーマシンを構築してみませんか。

ステーキングとは

ステーキングとは、仮想通貨を取引所に預け、その運用を任せることです。
この預け入れに対する対価として、ステーク（報酬）を受け取ることができます。
「銀行の利息と似ているもの」と考えると、イメージしやすいかもしれません。

仮想通貨をステーキングするには

ステーキングを行うためには、仮想通貨取引所の口座開設と、仮想通貨の購入が必要となります。

ステーキングの注意点

①取引所倒産のリスク

ステーキングを行っている際に、その取引所が万が一倒産した場合、預けた仮想通貨を失う可能性があります。国内取引所でそんなことは起こらないと信じたいですが、可能性はゼロではありません。

②ステーキング途中での送金や売却不可の場合も

一部の取引所では、ステーキング期間を設け、預入中は送金や売却ができない場合があります。

価格変動が激しい仮想通貨をステーキングする際は、計画的かつ慎重に行うことをおすすめします。

６．銀行預金金利

初心者向け度：★★★★★
マネーマシン度：★☆☆☆☆

銀行にお金を預け、金利を得ることもマネーマシンとなります。

しかし、ここ数十年の銀行の金利では、【お金がお金を生む】ような強固なマネーマシンを構築することは、まず不可能でしょう…。

2023年11月現在、大手銀行の普通預金の金利は0.001%としているところが多いです。
この年0.001％という金利では、100万円を1年間預け入れて10円、1億円を1年間預け入れても、1万円にしかなりません…。

金が金を生むという意味では、銀行預金もマネーマシンであることは間違いありませんが、正直意味をなさないレベルです。
銀行にお金を預けるだけなので、とても簡単ですが、他の方法をあたる方がよさそうですね…。

さいごに

FIREを目指す上で、お金がお金を生む「マネーマシン」についてを紹介しました。

しかし、どのマネーマシンもリスクを伴います。
市場の変動、金利の変化、為替リスクなど、投資は常に予測不可能な要素を含んでいます。そのため、リスク管理と資金計画はマネーマシンを作る上で不可欠です。

最後に、中田敦彦さんのYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITYの動画を紹介しておきます。
マネーマシンのことやお金のことについて、非常に分かりやすく解説してくれています。
マネ夫も中田さんの動画で【マネーマシン】という言葉を知りました。