ずーっと持っている仮想通貨、そのまま放置していませんか?
今回は、手持ちの仮想通貨をもっと賢く活用する方法をご紹介します。
「レンディング」と呼ばれるサービスで、コインチェックでは「貸暗号資産サービス」という名称で提供されています。
このサービスを利用すれば、仮想通貨を預けるだけで、収益を生み出すことができます。
預けた仮想通貨が勝手に働いて、収益を生んでくれる『マネーマシン』ってことね!
この記事では、仮想通貨投資に初めてチャレンジする初心者の方にも分かりやすく、レンディングの基本から、コインチェックで実際に「貸暗号資産サービス」を始めるまでの手順を、詳しく解説します。
仮想通貨を活用して、不労所得を目指しましょう!
仮想通貨の未来に夢を描き、投資している夫婦です。
当ブログで、仮想通貨に関する様々な情報や投資の実体験を発信しています。
レンディングとは
そもそも『レンディング』って何ですか?
レンディングの仕組み
レンディングとは、所有する仮想通貨を第三者に貸し出すことによって、利息収入を得る仕組みです。
銀行でお金を預金して利息を受け取るのに似ていますが、ここでは仮想通貨が「預金」の役割を果たします。
コインチェックなどの取引所は、貸出申請された仮想通貨を安全に管理し、委託先に貸し出します。貸出期間が終わると、預けた仮想通貨と利用料(利息)を受け取ることができます。
レンディング収益の計算方法
レンディング収益は、預ける通貨の量、預ける期間、そして取引所が提供する利率によって変わります。
具体的な計算式はシンプルで、どれだけもらえるか予測することができます。
▼1日あたりの報酬額を求める計算式です。
日次収益 = レンディングしたトークン数 × レンディングしたトークンの年間利回り ÷ 365日
【収益計算例】
例)10ETHをレンディング、ETHの推定年間利回りが3.0%、日次収益は?
10 × 0.03 ÷ 365 = 約 0.0008219 ETH になります。
イーサリアムの価格が30万円だったら、
1日で、30万円 × 0.0008219 枚=約246円の価値を得ることになります!
1カ月なら約7,300円!
おいしい焼肉が食べられる!
コインチェックの貸暗号資産サービスとは
貸暗号資産サービス:特徴
①コインチェックの口座があればすぐに始められる
貸暗号資産アカウントの作成が必要ですが、Coincheck(コインチェック)の口座があれば、簡単にアカウントを作成することができ、すぐに貸暗号資産サービスを申し込むことができます。
②貸出期間・年率が分かりやすい
貸出期間と、期間に応じた年率は、すべての仮想通貨共通で設定されていて、自分で好みの期間を選択することができます。
海外の取引所のように、仮想通貨ごとに年率がバラバラしておらず、簡単・シンプルな設計になっています。
貸出期間 | 年率 |
---|---|
14日間 | 1.0% |
30日間 | 2.0% |
90日間 | 3.0% |
180日間 | 4.0% |
365日間 | 5.0% |
貸出期間が長いほど利率も高くなります。
貸暗号資産サービス:貸出対象
Coincheck(コインチェック)の貸暗号資産サービスは、コインチェックで購入できる全てのコインが貸出可能です。
BTC | ETH | ETC | LSK | XRP | XEM | LTC | BCH |
MONA | XLM | QTUM | BAT | IOST | ENJ | PLT | SAND |
XYM | DOT | FNCT | CHZ | LINK | DAI | MKR | MATIC |
APE | AXS | IMX | WBTC | SHIB | AVAX |
貸暗号資産サービス:注意点
①途中で引き出しができない
貸出期間満了前に中途解約はできないため、レンディング中は、出金や取引を行うことができません。
暗号資産は価格変動が大きいので注意が必要です。
資産が高騰していても利益確定できなかったり、大暴落しても損切りや資産移動ができないリスクがあることも念頭に置いておきましょう。
②貸出期間が14日/30日しか受付していないコインもある
コインチェックで購入できる全てのコインが貸出可能ですが、期間はコインによって異なります。
ビットコインやイーサリアムなどコインによって、貸出期間が14日もしくは30日しか選択できないことがあります。
貸出の画面で、選択可能な期間を確認することができるので、事前にチェックすることをおすすめします。
③貸出申請がなかなか承認されない場合がある
コインの貸出申請をしても、すぐに貸出ができる訳ではありません。
貸出申請には、
【貸出手続き】→【貸出申請中】→【貸出中】
といったステップがあります。
借入上限に達している場合、承認待ち状態となり、「貸出申請中」のステータスのままになります。
貸出を募集している暗号資産ごと、借入期間ごとに、当社の借入総額には上限があります。
そのため、貸出申請いただいた暗号資産・期間において、当社の借入上限に達している場合、お客様に貸出申請をいただいても、貸出の承認をお待ちいただいております。貸出は、対象の暗号資産・期間について、当社の借入可能枠に空きができ次第、承認されます。借入可能枠ができた場合の借入承認は、貸出期間ごとの申請順(先着順)となります。貸暗号資産の受付画面においては、各暗号資産・貸出期間ごとに、現在の当社の借入可能枠の状況に合わせて、受付状況を随時変更させていただいております。
Coincheckヘルプセンターより
過去、イーサリアム(ETH)を貸出申請した際、レンディング開始まで約1ケ月かかりました。
【イーサリアムを30日間、貸出申請した時】
2021年7月23日 貸出手続き
(27日間 貸出申請中のまま)
2021年8月19日 貸出開始
SNSでも『承認されない』『貸し出し申請中期間が長い』『貸し出しされない』といった投稿もあります。
ビットコインを30日間で貸し出ししていますが、2023年に承認されたのは、1回のみでした。
承認されないときは、貸出期間を14日間で申請してみる
コインチェック公式によると、貸出期間を14日間など短い期間で貸出申請した方が、承認が早くなる傾向にあるとのこと。
承認期間にもどかしさを感じる方は、14日間で申請を試してみるのもいいかもしれません。
コインチェック 貸暗号資産サービスのやり方
コインチェックでレンディングやってみようかな。
何から始めればいい?
ここからは、日本でも人気のあるIOSTを例に、コインチェックのレンディング(貸暗号資産サービス)の手順を一から紹介します。
【STEP1】Coincheck(コインチェック)に口座を開設する
当たり前のことですが、Coincheck(コインチェック)の口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方は、口座を開設することから始めましょう。
口座の開設方法は、公式サイトの手順動画をご確認ください。
【STEP2】仮想通貨を購入する
口座の開設が完了したら、日本円を入金し、レンディングしたい仮想通貨を購入しましょう。
Coincheck(コインチェック)なら、販売所で取り扱う全ての仮想通貨でレンディングすることができます。
取引所で仮想通貨を売買する方法は、こちらの記事で詳しく解説してます。
【STEP3】貸暗号資産サービスのアカウントを作成
Coincheck(コインチェック)でレンディングをおこなうためには、『貸暗号資産アカウント』が必要です。
と言っても、口座開設が済んでいれば手続きはカンタンです。
【貸暗号資産アカウント作成手順】
1.画面右上[取引アカウント]から、[貸暗号資産アカウント]をクリック
2.[貸暗号資産サービスに登録する]をクリック
3.同意事項を確認し、[貸暗号資産サービスに登録する]をクリック
【STEP4】仮想通貨を振替えする
販売所で購入した暗号資産は、『取引アカウント』のウォレットに入っています。
貸出したい暗号資産を『取引アカウント』から『貸暗号資産アカウント』へ振替えしましょう。
【振替手順】
1.[貸暗号資産アカウント]に切り替える
2.画面下[振替]をクリック
3.[取引]→[貸暗号資産]を選択し、レンディングしたい通貨を入力します。
(小数点以下の端数も入力できます)
4.[残高を移動する]をクリック
貸暗号資産アカウントのホーム画面に戻ると、『貸出可能額』に金額が反映されているので確認しましょう。
【STEP5】貸出申請をする
お待たせしました、貸出申請をしましょう!
1.[コインを貸す]をクリック
2.レンディングしたい暗号資産をクリック
3.『貸出期間』を選択
『現在、受付中です』と表示されている期間のみ選択可能です。
『返却時に再度貸出申請を行う』のチェックは、デフォルトでチェックが入っています。
これは、貸出期間満了後、自動的に再度貸出申請をしてくれるサービスです。
継続してレンディングしたい場合は、チェックを入れたままにしておきます。
内容を確認したら[IOSTを貸出申請する]をクリックすれば、申請完了です。おつかれさまでした。
貸暗号資産アカウントのトップ画面に戻ると、現在の貸出状況を確認することができます。
[貸出申請中]が[貸出中]になれば、レンディング開始です。
さいごに
Coincheck(コインチェック)のレンディングは、貸出期間の選択肢が豊富で、幅広い銘柄を少額から始められるのが魅力です。
いわゆる『ガチホ』と呼ばれる長期保有している人にとっては、預けるだけで利益が出るレンディングサービスはおすすめです。
ただし、貸出期間中の価格変動リスクには注意が必要です。また、預金保険の対象外なので返還されないかもしれないといったリスクも考慮して、保有資産の一部で運用することも検討しましょう。
よい仮想通貨投資ライフを!
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